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〜イスとは?〜
家具の歴史はイスからはじまったとも言われております。
西洋建築では、日本のような木材中心の暖か味とは対極とも言える無機質な石材中心。(レンガとかね)
よって、部屋の中も屋外の延長として考えるスタイルが常識なのです。土間みたいな。
現代でも、靴を履いたまま部屋に入ったり(笑)、日本人には考えられませんよねー
イスやベッドなどが置かれてはじめて住空間として成り立つと言うのが西洋の形式。
エジプト建築では、ピラミッドが代表ですが、ツタンカーメンのお墓の中からは黄金の玉座(イス)や寝台(ベッド)などが見つかっています。
大昔の家具は、使うためだけでなく、王権などの権威の象徴としての意味合いが大きかったのです。
古代エジプトでは、獅子をモチーフにしたデザインが多かったそうです。
イスの素材は木製中心ですが、大理石のものも作られました。
ナント!旅などで持ち運ぶために、折りたたみイスもすでに考えられていたと言うから驚きです。
「小イス」というもので最古のものは、ギリシャの「クリスモスのイス」というもの。
この時代、イスの座面が驚くほど高いのが特徴。
理由として、ギリシャの冬は寒く、石材中心の建物だったので寒さ対策とも。
さらに、階級的社会だったので、ガードマン役として近くに立っている家臣などに極端に見下ろされなくするためとも。
座面が高すぎて、足が床に着かないほどだったので、足を置くためのフットストゥールというものも作られました。
ゴシック時代、背もたれが異様に高いイスや、中には屋根つきのものも作られていました。
背もたれが高くて立派なのは、やはり寒さ対策だったようです。
ユニークなのは、座面を蓋のように開けると、そこにモノを収納できるというイス。
17世紀バロックでは、革張りやベルベットのイスなどが登場しています。
これだけのアイデアとは、かなーり昔にイスの進化は終わっていたんですね。
ちなみにソファーはイスから派生した家具だとか。
ソファーの歴史もご参考に!
しかし、イスはとっても種類が多いですね!
「リクライニング〜」「アーム〜」「ロッキング〜」「フロア〜」「スタッキング〜」「ラウンジ〜」 …
1 腰掛けて座るための家具。腰掛け。→倚子(いし)
2 官職・役職の地位。ポスト。「大臣の―」 (★大辞泉)
【腰掛け】a chair; an armchair; a sofa /suf/, a settee /set/; a couch /kut/;
a stool; a bench; a seat.
解説:chair(チェアー)は一人用で,通例背もたれがあり4本足のものをいう.時にひじ掛けを伴うこともある. armchairは一人用のひじ掛け付きのいすで,通例クッションがついておりsofa(ソファー)やsetteeと組み合わせて用いることが多い.
sofa, setteeは二人以上用で,背もたれとひじ掛けのついたクッション入りのものをいう. couchはsofaの意味で用いることも多いが,通例2-4人用で,ひじ掛けが片方だけであったりあるいはないこともあり,ベッド代わりに用いることも多い.
stoolは背もたれのないまたは小さい丸いすをいう. benchは二人以上用の長いすで,特に屋外のものをさすことが多い. seatはいすの形状は問わず「座る場所」を表わす.
(★ニューセンチュリー和英辞典)
類語:
(1) 腰掛け 長椅子 安楽椅子 肘(ひじ)掛け 縁台 涼み台 チェア ソファ ベンチ 三脚
(2) 課長の椅子
(★必携 類語実用辞典)
どすぅーん!名刺の歴史、そしてまた黄金比につきまして書き綴ろう〜名刺の歴史はイイカゲンなものだらけでしてぇ…
名刺の歴史と黄金比
《家具だとかソファーの歴史を夫婦で研究♪》
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